本協定は、本市において災害が発生した場合に、日産自動車株式会社の販売会社である日産プリンス三重販売株式会社が保有する電気自動車の給電機能を活用するするとともに、電気自動車の普及啓発に向け相互に連携していくというものです。
災害時に、これらの車両を避難所へ配備することで、スマートフォンの充電等、様々な用途での活用が期待できるほか、平時には四日市市が主催する環境意識向上や電気自動車の普及啓発を目的としたイベント等で連携することにより、電気自動車の普及啓発を進め、脱炭素社会の実現による 温室効果ガスの削減に向けて、相互に連携して取り組むことが期待されます。

この協定の目的は、台風、地震等大規模災害の発生時または発生する恐れがある場合に、市が指定する避難所が停電した場合の非常用電源としてEVバスを活用し、避難所の運営等を円滑に行うものです。
また、避難の際に被災者の輸送に三岐鉄道株式会社の協力を依頼することで、円滑かつ迅速な避難行動を可能にします。平時は、温室効果ガスの削減による脱炭素社会の実現に向けて相互に連携し、取り組むことが期待されます。

本協定は、脱炭素社会の実現、資源循環、環境教育、産業振興、地域経済に関して、相互の情報・意見交換に努めるとともに、共同で実施することが有効な事項について連携して取り組むことを定めたものです。
本協定では具体的に、四日市市の公共施設にポリスチレンの食品容器の回収箱などを設置し、回収物の種類、量、品質の調査などの共同実証試験を行い、今後のリサイクルの可能性を探ります。
将来的には、市内で回収された食品容器をDIC株式会社ならではの多様なリサイクル技術を用いて原料プラスチックに再生し、食品容器の資源循環を目指します。また、環境教育の取り組みとして、子どもたちの環境に対する豊かな感受性や探求心を育むことを目的に、四日市市内の小学校などで脱炭素化やリサイクルの理解を深める学習会やDIC四日市工場の見学会などを連携して実施予定です。