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12月のデコ活 ~ウォームビズ「衣・食・住」~

お知らせ

秋も深まり朝夕はめっきり冷え込む季節となりました。寒い季節の地球温暖化対策のひとつとして、暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイルを推奨する「ウォームビズ」があります。
秋、そして冬においても地球温暖化対策のためにデコ活を心掛けましょう。
ウォームビズは「衣」「食」「住」がポイントになりますので、そのポイントをご紹介します。

 

 

 

ウォームビズとは

ウォームビズは、暖房に必要なエネルギー使用量を削減することによって、二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化を防止することが目的です
電力による冷暖房を行う場合、設定温度の調節による省エネ効果は冷房よりも暖房のほうが大きく、電気代を効果的に節約することにもつながります

 

 

 

◆ウォームビズ(衣)

首、手首、足首の「三つの首」を温めましょう

●マフラー、手袋、レッグウォーマーを活用
 太い血管のある部分を重点的にあたためることで体全体が温まり、冷え性などの改善にも役立ちます。

●お風呂上りには一枚多く羽織り、寝るときも、首にタオルであたたかく
 お風呂上がりにいつものパジャマの上にもう一枚羽織ったり、寝るときに布団の隙間から入ってくる冷気から首もとを守ります。

 

 

「素材」に着目し、おしゃれにあたたまりましょう

●軽くて薄い腹巻など、機能性素材の下着
 より薄く、軽く、暖かく、機能性素材は進化しています。
 Tシャツ、腹巻き、股引、靴下など、下着の素材を意識して、体感を温めましょう

 

 

ひざ掛けやストールを活用しましょう

●ひざ掛けでこまめな体温調節、ストールはひざ掛け代わりにも
 小さくたためるストールを用意しておいて、寒さを感じたときにさっと羽織ることでこまめな体温調節を行いましょう

 

 

 

◆ウォームビズ(食)

「鍋」でからだも室内もあたためましょう

●鍋を楽しみながら、からだも室内もあたたかくして、暖房を緩和
 冬だからこそ食べたくなるのが鍋料理です。鍋料理は家族や友人との会話も楽しみながら、体も室内もあたたかくなれます。

●鍋からの湯気による加湿効果で体感温度がさらに上昇
 体感温度は気温だけでなく、湿度や気流などのバランスで変わります。一般的に、湿度が高くなると体感温度が上昇しますので、暖房を抑えても寒さを感じにくくなります。

●冬が旬のもの、根菜類、しょうがなど、からだをあたためる食材にもこだわりを
 冬が旬の食材、根菜類、特にしょうがなどはからだを内側からあたためる効果があります。また、「地産地消」を心掛けることで、流通に係るCO2排出も削減できます。

 

 

食生活を整え、寒さに強い体をつくりましょう

●朝食をしっかり摂り、新陳代謝を活発に
 規則正しい食生活を送ることは、新陳代謝が活発になり、体の内側からあたためる効果があります。
 また、冬は空気が乾燥し、低温になるため、風やインフルエンザにかかりやすい季節ですが、規則正しい食生活は健康的に冬を乗り切るポイントでもあります。

 

➡環境省のホームページでは鍋料理のレシピがたくさん掲載されています。ぜひ参考にし、鍋料理で体も室内もあたためましょう。

環境省HP:鍋でウォームシェア!

 

 

 

◆ウォームビズ(住)

湿度を意識し、体感温度を上げましょう

●温度計、湿度計を近くに置いて室内環境を「見える化」
 同じ部屋にながくいると実際よりも寒く感じたり、あたたかく感じたりします。
 温度計、湿度計を置いて、室内環境を「見える化」して、無駄な暖房を使用を控えたり、逆に冷えによる体調不良にも気をつけましょう。

 

窓やドアに注目しましょう

●窓やドアなどから暖かい空気が逃げない工夫
 暖房を効率的に使用し、無駄なエネルギー使用を控えるには、一度あたためた空気を外に出さないよう、室内に閉じ込めておくことが重要です。

●窓は断熱シート、複層ガラス、二重サッシなどを活用
 冬、家全体のあたたかい空気の約50%は窓から流出していきます。
 断熱シート、複層ガラス、二重サッシや厚手のカーテンなどで窓から熱を逃がさない工夫をしましょう。

●扇風機であたたかい
 お風呂で上の方の空気が熱くなるように、あたたかい空気は上にたまります。扇風機を短時間だけつけて空気を循環させましょう。

 

 

「道具」や「小物」で暖房に頼りすぎない工夫をしましょう

●湯たんぽ、毛足の長いスリッパやクッションなどを効果的活用
 足下を制して冬を乗り切るために、湯たんぽや毛足の長いスリッパは家だけでなく、職場の机の下でもぜひ活用しましょう。また、毛足の長いクッションは腰まわりからくる冷えの予防に効果的です。

 

 

入浴と運動の時間を大切にしましょう

●入浴でからだも心もあたためる
 日本人の大好きなお風呂は冬を快適にするために最も実感しやすい方法です。
 入浴でからだを芯からあたためて、冷めにくくするには20分ほどの時間をかけて、38~39℃程度のぬるめのお湯に半身だけつかることが効果的です。

●家や職場で座ってできる血行促進運動
 足や首のストレッチなど、家や職場で座ってできる血行促進運動は新陳代謝を高め、冷えやコリを防ぎます。

 

 

◆みんなで集まる「ウォームシェア」

余分な暖房を止めて、みんなで一つの部屋、場所に集まることでエネルギーを節約する「ウォームシェア」
たとえば、図書館や博物館、児童館などの公共施設、レクリエーション施設などを利用すれば、全体としてのエネルギー使用量を抑えることができます。

 

 

■ウォームビズを実践して地球温暖化を防止しましょう
 ウォームビズは、暖房に必要なエネルギー使用量を削減することによって、二酸化炭素排出量を削減し、地球温暖化を防止することが目的です。
 ウォームビズは身近なところからできるため、難しいものではありません。今までのライフスタイルを少し見直すだけで、無駄になってしまうエネルギー、またそれにかかるお金も節約することができます。
 ウォームビズを実践し、みんなで地球温暖化を防止しましょう。

 

参考:環境省ホームページ