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2月のデコ活 ~エコな移動~

お知らせ

 通勤や通学、買い物など、私たちは日々どこかへ出かけますが、家庭からの二酸化炭素排出量のうち移動に伴う排出量は、電気による排出に次いで2番目に多いです。
 移動方法を見直し、エコで賢い移動方法を選択し、二酸化炭素排出の少ない移動を実践しましょう。

 

 

1.移動による二酸化炭素排出量

 家庭からの二酸化炭素排出量のうち「移動に伴う排出量」は全体の約4分の1を占め、電気による排出量の次に多いです。

出典:温室効果ガスインベントリオフィス

 

皆さんは、通勤や通学、買い物などでよく使う移動手段は自家用車ですか?それとも鉄道やバスでしょうか?

下図は移動する際の手段による二酸化炭素排出量の違いをグラフにしたものです。
例えば、自家用車から鉄道やバスなどの公共交通機関に変更するだけで、輸送量当たりの二酸化炭素排出量が半分以下になるのです。

 

出典:国土交通省ホームページ運輸部門における二酸化炭素排出量

 

 

2.エコな移動

(1)公共交通機関での移動

  電車やバスなど公共交通機関は、二酸化炭素排出量が少ない移動手段です。通勤や通学はもちろん、旅行なども電車やバスの利用を心がけてみましょう。
  また、目的地に正確な時間に到着できることは公共交通機関のメリットです。さらに、駅階段の上り下りや駅までの徒歩移動など、健康面でもプラスです。

 

 

(2)自転車や徒歩での移動

  現在、健康などの視点から、自転車や徒歩での移動が見直されています。さらに、二酸化炭素を全く排出しない自転車や徒歩での移動は究極の「エコ」といえます。

 

 

(3)自動車の利用を工夫し、エコドライブを実践
  エコドライブとは、燃料消費量や二酸化炭素排出量を減らし、地球温暖化防止につなげる「運転技術」や「心がけ」です。
  自動車運転の際、ふんわりアクセルやアイドリングストップ等のエコドライブを実践すると、燃料消費量を最大で約4分の1削減できるというデータもでています。
  エコドライブは燃費も良くなり経済的、そして加減速の緩やかな周囲に気を配った運転を実践することで交通事故も減り、安全にもつながります
  エコドライブは、誰にでも今すぐに始めることができます。小さな意識を習慣にすることで、一人ひとりの運転がよくなり、それは地球温暖化の防止や交通事故の削減にもつながります。

<エコドライブのポイント>
 ①自分の燃費を把握
 ②ふんわりアクセル「eスタート」で発進
 ③車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
 ④減速時は早めにアクセルを離そう
 ⑤適切なエアコンの使用
 ⑥ムダなアイドリングはやめよう
 ⑦渋滞を避け、余裕をもって出発
 ⑧タイヤの空気圧から始める点検・整備
 ⑨不要な荷物はおろそう
 ⑩走行の妨げとなる駐車はやめよう

 エコドライブについて、さらに詳しく環境省のホームページで紹介していますので参考にし、ぜひ実践しましょう。

 

出典:環境省ホームページ

 

 

(4)次世代自動車に乗り換える
  みなさんの自家用車は「次世代自動車」でしょうか?次世代自動車とは、「ハイブリッド(HV)」「電気自動車(EV)」「燃料電池自動車(FCV)」など、従来のガソリン車に代わる新しいエネルギーを利用する車両のことを指します。
  次世代自動車は低排出ガスやゼロエミッションを実現し、大気汚染の軽減に貢献します。例えば、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)は走行中にCO2を排出せず、地球環境に優しい自動車です。

  経済産業省では、次世代自動車への補助を、四日市市では燃料電池自動車への補助を実施しています。お車の買換えのタイミングで次世代自動車に乗換えることを検討してみましょう。

  経済産業省補助金:一般社団法人次世代自動車振興センターホームページ
  四日市市補助金 :四日市市ホームページ
  

 

■移動手段を賢く選択して地球温暖化を防止しましょう
 家庭からの二酸化炭素排出量のうち移動による二酸化炭素排出量は全体の約4分の1を占めていますが、移動手段を賢く選択することにより、排出量を削減することができます。
 公共交通機関が発達している地域では公共交通機関や徒歩を積極的に利用し、そうでない地域はエコドライブなど自動車の利用方法を工夫することが大事です。
 状況に応じた最適な移動手段を賢く選択しましょう。